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CARMEN HERRERA : ESTRUCTURAS

7150(税込)

PUBLISHER:
LISSON GALLERY
PAGE:
200 pages / Hardcover
SIZE:
W229 H305 D15
納品区分:
Aランク

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オーダーガイド

ニューヨークを拠点に活動するキューバ系アメリカ人アーティスト、カルメン・ヘレーラの作品集。
作者の駆刻シリーズ「EStructura」がまとめた決定版。新作に加え、貴重なアーカイブ資料やスケッチ、図面、展覧会のインスタレーションの写真、未公開のドローイングや、作者の直近の巡回回顧展のキュレーター、ダナ・ミラー(Dana Miller) のエッセイを収録。鮮やかな色彩の抽象画を三次元に拡張した「Estructuras」を初めて深く掘り下げた一冊となっており、作者は周囲の壁を構図の一部として取り込んだ1つの環境として思い描いた。
本シリーズは「厭刻になることを切望した」ペインティングがベースとなっており、作者が強くこだわる平面性とペインティング作品が見せる二次元性から見ると、それを壊す作品群とも言える。不規則な形の駆刻は作者の作品では唯一の単色だが、膨刻や壁にかけられた作品の隙間から見える壁の白が第2の色だと作者は語る。1969年から本シリーズのスケッチや準備、制作が始められたが、カール・アンドレ(CarlAndre)、ドナルド・ジャッド(Donald Juda)、バーネット・ニューマン(Barnett Newman)など、ミニマリズムを掲げた主要な駆刻家たちがその手法を探求し始めたのと同時期に当たる。一緒に作品を作っていた大工がこの世を去ったために、その2年後に作品を放棄している。ドローイングから生まれた形が絵画や配刻へと変化し、作者の描くくっきりとした正確無比な輪郭が形あるものとして姿を現したこの作品群は、自身のキャリアの中でも重要な瞬間を示している。本書は2018年9月から10月にニューヨークの「lisson Gallery」で開催されたシリーズ最新作を含む展覧会「Carmen Herrera: Estructuras」、2019年7月から11月までニューヨークのシティホール・パーク(市庁舎公園)で開催された、ニューヨークのアート支援団体「Public Art Fund」が企画した作者にとって初の屋外能刻展「Estructuras Monumentales」に伴い刊行、両展示のようすが収録されている。

CARMEN HERRERA : ESTRUCTURAS
CARMEN HERRERA : ESTRUCTURAS
CARMEN HERRERA : ESTRUCTURAS
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CARMEN HERRERA : ESTRUCTURAS
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